(All.CHI'12 第7回CHI勉強会の)決算が完了しました.
結果,次回も継続可能な内容でした.
皆様からいただいたご意見を取り込み,次回も運営していきたいと思います.
よろしくお願いします.
CHI勉強会とは
今年で7回目となるCHI勉強会は,全貌を把握することが困難なCHIの会議内容を把握するための勉強会です. 参加者同士で協力し,CHI2012linkの全論文を1論文30秒(発表者が気に入ったものは1分)で紹介していきます.参加することで,全体を把握できるだけでなく,興味のある論文を確認することがきます.
2011年度URL:http://qwik.jp/userstudy/88.htmllink
2010年度URL:http://qwik.jp/userstudy/78.htmllink
開催概要
日 程: 2012年7月13日(金) 10:00~  ( 9:30 受付開始 20:30 懇親会終了予定)
場 所: 明治大学生田校舎 A417教室 〒214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1
     明治大学生田キャンパスアクセスマップlink
参加費
*参加者=発表者 の原則のもとでCHI勉強会は成り立っています.
学生・院生・社会人・教員みんなで100以上のセッションを網羅しましょう!

  懇親会費も含めすべて無料です. 誰でも1セッションから選択可能になりました!

※学部3年生以下の発表・参加はこれまでありませんでしたが,未来の発表者としての聴講を無料に致します.
※発表できない方は聴講のみもできますが,互助として参加費7000円をお願いします.
発表申込開始: (学年を問わず 1人1セッションから申込可能)
 *学部生        2012年6月 1日(金) 18:00~
 *博士前期課程     2012年6月 8日(金) 18:00~
 *博士後期課程・社会人 2012年6月15日(金) 18:00~ 

発表申込締切:   2012年6月22日(金) 18:00
発表資料提出締切: 2012年6月29日(金) 18:00
昨年からの変更点
昨年までお茶ノ水女子大学で開催されていたCHI勉強会でしたが,本年から場所が明治大学生田キャンパスになりました. 本年から新たな試みを4点導入します.

・学年を問わず,1人1セッションから参加可能となりました.

・参加費は懇親会費含め7000円となりました.
 ただし,発表者・学部3年生以下は無料となります!

・学年ごとに発表申込開始日を設定しました.

・勉強会名を「CHI勉強会」から「All.CHI」へと改名しました.
発表申込方法
発表申込はこちらから!
    申込は締めきりました.

申し込みが開始しましたら,
登録フォームの発表希望セッションの横に氏名を書き(仮登録),
その日の22時までに
all.chi.entry@gmail.comlinkに「希望セッション,氏名,所属,学年」を送信して下さい.
(受信履歴がないとその時刻に仮登録が取り消されます)


担当セッションの論文が入手できない方はお問い合わせください.
all.chi.info@gmail.comlink
お問い合せ
プログラム
10:00-
オープニング
11:40-12:30
昼休み
12:30-
Guset Talk③ 林 鋭志
発表第2部 17-31セッション
発表第3部 32-54セッション
発表第4部 55-78セッション
発表第5部 79-100セッション
懇親会
Guset Talk① 佐藤宗彦さん(東京大学大学院工学系研究科 先端学際工学専攻)
「CHIで発表するというコト ~Best Paper受賞者が語るCHIとDisney Research~」

CHIには登壇発表だけで446本の論文が採択されていますが,Best Paperを受賞する論文はごくわずか.
今回はBest Paperを受賞された佐藤宗彦さんに,CHIでの発表と,発表研究を進めた環境であるDisney Researchについてご紹介いただきます.


佐藤宗彦氏 略歴
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2006年東京大学工学部産業機械工学科卒業.2009年同大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻修士課程修了.同年同大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程入学.ヘルシンキ工科大学交換留学(2006-2007年),Disney
Research Pittsburghリサーチインターン(2011年).空間分散型ディスプレイ、ジェスチャ入力インタフェースの研究に従事.修士
(情報理工学).
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Guset Talk② 川端純世さん(上智大学大学院理工学研究科理工学専攻情報領域 修士課程)
「Student Volunteerから見たCHI ~あなたの知らないCHIの裏側~」

非常に多くの研究が発表され,参加者も多いCHI.CHIが毎年無事に運営される裏側には,Student Volunteerの方々の力添えがあります.
今回われわれは,CHIにStudent Volunteerとして参加している日本人の方と交流することができました.
なかなか発表者と参加するだけでは把握できないCHIの裏側や,Student Volunteer同士の交流などについて知ることで,来年以降のCHIがより有意義なものとなるのではないでしょうか.


川端純世氏 略歴
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2012年上智大学理工学部情報理工学科卒業.
2012年上智大学大学院理工学研究科理工学専攻情報領域 修士課程在学中

IAESTE海外インターンシップ学生スタッフ.
~2012年 国立科学博物館ボランティア.
2012年~ 未来館ボランティア.
2012年 CHI2012 Student Volunteerとして参加.
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Guest Talk③ 林鋭志さん(Human-Computer Interaction Institute,School of Computer Science,Carnegie Mellon University)
「なぜあなたの論文はCHIに採択されないのか ~海外CHI常連大学在学生が話すCHI採択のためのワザ~」

CHIに出しているけど通らない,CHIに出したいけど自分の論文の書き方でいいのか不安・・・
国際学会,特にトップカンファレンスで採択されるためのノウハウは,なかなか個人や研究室単位ではストックできるものではありません.
そこで今回は,CHIへ数十本の論文を投稿し,CHIでは常連となっているCMUに在学している日本人研究者の方に,
・トップカンファレンスに出してはいるけど通らない人
・トップカンファレンスに出したことはないけど、出すことを考えている人
を対象として
・どういう構造で、何に気をつけて書けば良いか
・英語で論文を書くときに何に気をつければ良いか
についてお話いただきます.

スライド:How-to-write-a-chi-paper.pptxlink(145MB)
    :how-to-write-a-chi-rebuttal.pptxlink(74KB) New!
 発表スライドはクリエイティブ・コモンズに基づき公開されています.


林 鋭志氏 略歴
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京都大学工学部物理工学科出身。三菱電機産業技術研究所、先端技術総合研究所に勤務。Carnegie Mellon University
CyLabにてMaster取得。三菱電機を退職後、
2009年よりCarnegie Mellon University Human-Computer Interaction
InstituteにてPh.D.コースに在籍。

Publication
Eiji Hayashi, Oriana Riva, Karin Strauss, A.J. Bernheim Brush, Stuart
Scheschter, Goldilocks and the Two Mobile Devices: Going Beyond
All-Or-Nothing Access to a Device’s Applications, In Proceedings of
the Symposium on Usable Privacy and Security, 2012

Eiji Hayashi, Bryan Pendleton, Faith Kursat Ozenc and Jason Hong,
WebTicket: Account Management Using Printable Tokens, In Proceedings
of the 2012 ACM Conference on Human Factors in Computing Systems, 2012

Eiji Hayashi, Martina A Rau, Zhe Han Neo, Nastasha Tan, Sriram
Ramasubramanian and Eric Paulos
TimeBlocks: "Mom, Can I Have Another Block of Time?", In Proceedings
of the 2012 ACM Conference on Human Factors in Computing Systems, 2012

Eiji Hayashi, Jason Hong, Nicolas Christin, Security through a
Different Kind of Obscurity: Evaluating Distortion in Graphical
Authentication Schemes, In Proceedings of the 2011 ACM Conference on
Human Factors in Computing Systems, 2011

Eiji Hayashi, Jason Hong, A Diary Study of Password Usage in Daily
Life, In Proceedings of the 2011 ACM Conference on Human Factors in
Computing Systems, 2011

Eiji Hayashi, Nicolas Christin, Rachna Dhamija, and Adrian Perrig, Use
Your Illusion: Secure Authentication Usable Anywhere, In Proceedings
of the Symposium on Usable Privacy and Security, 2008

Hirokazu Sasamoto, Nicolas Christin, and Eiji Hayashi, Undercover:
Authentication Usable in Front of Prying Eyes, In Proceedings of the
2008 ACM Conference on Human Factors in Computing Systems, 2008

Service
2010 Reviewer, CHI, UIST
2011 Reviewer, CHI, MobiSys, PerCom
2012 Organizing Committee, CHI / Reviewer, CHI, UIST, DIS, Ubicomp, CSCW
2013 Organizing Committee, CHI
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発表方法
1論文30秒で発表していきます.ただし,発表者が特に気に入った論文については,セッション中2論文までを1分かけて紹介します.(セッションに論文が4本あるなら,説明に2分~3分かけてよいことになります.)

質問は適宜受ける形になります.しかし,各論文ごとの枠(30秒または1分)からはみ出さないでください. 超えるようでしたら,「時間がないので後で調べてください」と投げてかまいません.

また,時間短縮のため,前のセッション発表中に発表用PCのそばまであらかじめ来てください. ご協力お願いします.
発表資料
発表で用いることができるのは,

・提出していただいたパワーポイント資料
・論文に添付されているビデオ

以上の2つです.
添付されていたビデオを流しながら説明したい方は,再生したい部分をトリミングしたものを添付して,パワーポイント資料とともに送って下さい. 2つのスクリーンを使って,スライドと動画を同時に表示します.
パワーポイント資料につきましては,発表者本人が発表中手元にあるPCで操作してください.
発表資料作成期限
発表資料は 6月29日(金)18:00 までにall.chi.info@gmail.comlinkまで送ってください. 割り当て表記入後の資料作成要領は,下記の通りです.
【1】論文データの取得
登録フォームlinkの担当セッションから論文を取得してください.

ToCHI の論文は ACM Digital Library で見つけることが出来ますが,CHI'12や2012年という表記がありません.
2011年表記のもの,あるいはタイトルと著者が同じものであれば大丈夫です.
【2】BestかNomineeか調べる
担当のセッションの中にBest Paper AwardあるいはHonorable Mention Award (Best Paper Nominee)がある場合は発表時に伝えてください.

確認方法:
論文一覧で下記アイコンが論文タイトルの前に表示されている場合は,BestあるいはNomineeです.

Best Paper Awardの場合:Best Paper Award
Honorable Mention Award (Best Paper Nominee) の場合:Honorable Mention Award
【3】1枚のスライドにまとめる
PowerPoint スライド1枚に,論文の概要を日本語でまとめてください.当日は1論文1分で発表していきますので,論文の核となる図や写真をスライドに載せるなど,概要がすぐ見てわかるスライドを作成してください.PDFに最終出力した際に全体が見える状態でお願いします.機器依存など問題も生じ易いのでモーション機能など使わないでください.よろしくお願いします.


記述事項:

1.論文タイトル
2.著者(所属)
3.画像(これが非常に重要)
4.スライド本文には論文紹介やコメントを箇条書きでまとめる
5.Paper/Note/Case Study(Short Long)/ToCHI の種別
6.BestかNomineeかどうか(上記アイコンを論文種別の横に貼りつけるのがおすすめです)
7.ノート(メモ)欄に論文リンクを書き加える  例)<adm>http://dl.acm.org/citation.cfm?id=1055012</adm>

添付のPowerPointファイルを参考にしてください.セッション名,発表者名,発表者所属を書いたセッションカバーは幹事側で用意します.


サンプル:

sample.pptlink


ぴぴつい連携:

栗原さんのぴぴついlinkを利用し、スライドの要約(論文タイトルとスライド本文)をTwitterで自動配信することが可能です。 お手本スライドをコピー&ペーストする場合はとくに配慮しなくて大丈夫ですが、配信内容を自分で決めたい方、何が配信されるか知りたい方はぴぴつい連携をご覧ください。
【4】作成したスライドをメールで送信する
作成した資料は 6月29日(金)18:00 までにall.chi.info@gmail.comlinkまで送ってください.

メールの件名は「CHI'12勉強会 資料送付」,添付資料のファイル名は [セッション番号]_[担当者名].ppt にしていただけると助かります.例えば 16_matsuoka.ppt のようにしてください.セッション番号は割り当て表に書いてあります.
メッセージ:皆で100のセッション発表を網羅しましょう
 CHI勉強会では,CHIで発表された研究内容を網羅することを目的としています.CHIで扱われている研究は多岐にわたります.CHI2012では100セッション,446件の登壇発表がありました.CHIの発表を網羅すること,すなわち自分の専門領域だけでなく広い範囲の研究を知ることで,業界全体の動向をつかむことができます.しかしCHIの全ての論文を1人で読むのは大変です.CHI参加者さえも,発表がパラレルセッションで行なわれているため,全容を把握することができません.
 論文を分担して読むことで網羅を目指そうとする互助精神を元に始まったのがCHI勉強会です.CHI勉強会も今年で7回目を迎えました.参加者=発表者を原則のもとCHI勉強会は成り立っています.学部生・院生・社会人・教員みんなで100のセッションを網羅しましょう.また発表者同士の懇親会も用意しています.
 本年度のCHI勉強会では,みんなで100のセッションを網羅するために3つの改革を行っています.

①1人1セッションから申込可能
②参加費の扱いについて
③発表申込開始日を学年別に設定する

 我々がなぜこのような改革に踏み切ったか,その背景について少しここで明確にしたいと思います.

①1人1セッションから申込可能
 これまでのCHI勉強会では,学年ごとに担当するセッション数の指標が提示され,上級学年や社会人は非常に多くのセッションを担当することを求められていました.
CHI勉強会は発表者の作業時間と努力によって成り立っています.1セッション読むとなると,10ページの英語論文を4本以上読み,内容をまとめた資料の作成を行うことになります.1セッションをまとめるのも,そう簡単なことではありません.英語であるという困難を抜きにしても,それなりの分量があります.これまで担当セッションの多さに参加をためらわれる方々もいらっしゃいました.それにより,発表者を多くは集めることができず,一部の発表者に負担が集中する事態が続いています.
 そこで今回から,誰でも1セッションから参加できるようにしました.発表者の負担を軽減させることで,英語論文を読み慣れていない学生や,担当セッションの多さを理由に参加を見送っていた方にも気軽に参加してもらえると考えております.

②参加費の扱いについて
 発表者の参加費は懇親会費を含めすべて無料です.
 また学部3年生以下も参加費無料としたのには意図があります.
 学部4年生は,例年のセッション割り当てを参考に,読むだけの実力があるものだと判断しました.また,学部4年生はこの時期となれば,院進学を志す人はある程度意思が固まった頃だと思います.学部3年生以下は多くの学生が研究室にすら所属していない場合が大半です.まだ研究とは何かを知らない人が多いということです.その中で,この分野を見つけ,興味を持って参加しようとする意欲は応援したいと考えています.
 どうしても発表ができない方は聴講のみの参加もできますが,互助というかたちで参加費7000円をお願いします.
※なお,すべてのセッションが全て埋まった場合の発表申込の扱いについては現在検討中です.


③発表申込開始日を学年別に設定する
 これまでの勉強会では,各学生の年齢や経験を反映させるために担当するセッション数を学年ごとに設定していましたが,今回はどの学年も1人1セッションから参加可能です.
 その代わりに,発表応募のタイミングを学年別に設定することで,選択肢の幅の大きさに変化をつけていきます.先に応募できる学部生には好きなセッションを選べるチャンスを増やし,参入障壁を低く設定しました.学年が上がるほど選択肢の幅が狭まる形になります.

学部生・院生・社会人・教員みんなで100のセッションを網羅しましょう.皆様の積極的なご参加をお待ちしております.


第7回CHI'12勉強会
運営委員長 松岡拓人
明治大学大学院 理工学研究科 新領域創造専攻 博士前期課程 2年


松岡拓人
運営委員長 松岡拓人
運営委員
運営委員長
松岡拓人
ウェブサイト
吉田有花
発表申込受付
前田晴己,中村美惠子
発表環境整備
中村美惠子
パワポ・資料統合
黒澤祐也,鈴木悠司
広報・Guest Talk座長
中村裕美
設備・設営
井川洋平,高橋治輝
座長
中橋雅弘,松野祐典,嶋本諒太,大島裕樹,貫貴裕
受付
加藤邦拓,吉田有花,馬場さおり
懇親会
井川洋平,貫貴裕,高橋治輝
ネットワーク
太田佳敬,嶋屋友佳,大家眸美,高田悠太,名取則行,大野悠人,
大隅裕一朗,粂田光昭,神昴佑,中嶋慶輔,加藤恭一郎,松隈詩織